今回は、福岡で開催されたAPVS2025(アジア養豚獣医学会)での海外事業部の活動を、ちょっとした裏話も交えてご紹介します。

今回の学会では、フィリピン・タイ・韓国の3か国からいらしたお客様へおもてなしを行いました。しかも、ブース出展と並行して各国のお客様への対応を同時進行で行うという、まさに“綱渡り”状態💦

実際に6か月くらい前から宿泊施設や交通手段の確保、セミナーの準備、観光の手配、お客様の情報把握などやることは山積み。出展作業との組み合わせでスケジュール表はまるでパズルのようでした。どうにか当日までに準備を完了して私たちも福岡へ移動。


眠気との戦いの熊本観光

タイからのお客様は、なんと深夜便で福岡空港に朝8時到着。普通ならその日はホテルで休みたいところですが、彼らの「学会前に少しでも日本を楽しみたい!」という希望で、新幹線に乗って熊本へ半日観光に出発。ちなみに同行した我々も東京から始発電車と飛行機を乗り継いで福岡に到着した直後で、同じく寝不足状態(*_*)

11月上旬はまだ紅葉には少し早く、天気はあいにくの雨と曇り空。しかし幸運にも雨雲の隙間から阿蘇の雄大な景色が顔を見せてくれたため貴重な写真にみなさんの笑顔を残すことができ、こちらも一安心。お昼に食べた熊本ラーメンには、「おいしいけれどもショッパイ!」という感想も。隣で平然と食した私でしたが、日本人が塩分慣れしてしまっていることに少し気づかされました。


学会だけじゃない!セミナーも開催

APVSの会場隣にある福岡サンパレスホテル&ホールの会議室を借り切り、3か国のお客様向けにそれぞれ特別セミナーを開催しました。

テーマはもちろん、APVSに沿った形で日本の養豚事情やワクチン情報。現状や課題を共有しながら、日本の最新情報をお届けしました。こうした場は、単なる情報交換にとどまらず、「日生研の製品を活用し、アジア各国の畜産を向上させていこう」という絆を深める時間でもあります。


夜は華やかに

セミナーの後の夜は3か国のお客様を一同に会した夕食会。社長自ら各国のお客様と交流し、笑顔と乾杯が飛び交う時間となりました。言葉の壁を越えて、食事とお酒がつなぐコミュニケーションはやっぱり強い!裏方もほっと胸をなでおろした瞬間です。


足を延ばしてキリンビール工場へ


最終日には午前中の学会スケジュールをこなした後、フィリピンのお客様をバスでキリンビール工場見学にご案内。試飲でたっぷり2杯を楽しんだため、せっかくのお寿司と一緒に楽しむはずであったお酒の量が減ったとか減らなかったとか…。こういう小さな笑い話も、お客様の旅の思い出をより特別なものにしてくれたことでしょう。

準備は大変だったけど…

準備に半年かかった学会もあっという間に過ぎましたが、APVS2025福岡は本当に挑戦と達成感の詰まったイベントでした。学会のブースだけでなく、観光やセミナー、夕食会を通じて、各国のお客様と深い交流ができ、今後のビジネスにとって意義深いイベントとなりました。日本と日生研の魅力は確実にお客様に伝わったことと思います。